塩尻市議会「市議会だより」刷新 横書き表記、特集ページも

塩尻市議会は年4回の定例会ごとに発行する広報紙「しおじり市議会だより」を、今月1日発行分で大幅に刷新した。文章表記を縦書きから主に横書きに改め、表紙は目につきやすいデザインにした。市民が気軽に手に取れ、より親しみやすく議会を身近に感じられるよう工夫した。
1日発行分は「6月定例会号233号」で全16ページ。文字の横書き化に伴って左とじにした。議決結果や一般質問の内容を簡潔にまとめ、QRコードなども載せている。
新たに見開きの特集コーナーを設けた。今回は「キャンプ×災害に備える」をテーマに、ペットボトルを使った湯たんぽやカッパをダウンジャケットとして使う方法を文と写真で紹介している。表紙には特集の内容が分かる写真を採用した。裏表紙に掲載した「議員の横顔」では、「塩尻の好きな場所は」との質問に議員が答えていて、それぞれの人となりが分かるようにした。
昭和45(1970)年4月発行の第1号から少しずつ更新を重ねてきた。平成28(2016)年11月発行の200号から、「残したい塩尻の魅力」をテーマにした風景写真を表紙に掲載していた。
生活様式の変化に対応した議会だよりを作ろうと、昨年5月に見直しの研究を始めた。内部組織の広報部会が、分かりやすい広報を作る先進地のさいたま市議会や東京都狛江市議会を視察し、今年2月から準備を進めてきた。上條元康部会長は「今後も研究検討してより良いものにしていきたい」と話す。
次回は9月定例会号で11月に発行を予定している。