出羽海部屋力士 木曽入り きょうから合宿 稽古励む

大相撲・御嶽海関(上松町出身)が所属する出羽海部屋の力士たちが26日午後、3日間の合宿を行う木曽町相撲場(木曽町新開)に到着した。町の施設に寝泊まりしながら稽古に励む。29日の稽古は一般に公開する。
木曽の相撲関係者に迎えられた力士たちは、会場に立ち並んだばかりの「相撲のぼり」の前で記念撮影に笑顔で応じ、3日間の稽古への意欲を新たにしていた。ともに幕下の出羽ノ城さんは「自然豊かな環境での稽古は貴重。しっかり励みたい」と力を込め、出羽ノ龍さんは「木曽の気候は(故郷の)モンゴルと似ている。朝と夜が涼しくて懐かしい気持ちにもなる」と話した。
夜には木曽町文化交流センターで歓迎会があった。出羽海部屋付きの髙崎龍水親方(48)=元幕内金開山=は「いつもと違った環境での稽古は力士にとって大切なこと」と合宿開催に感謝した。御嶽海関は「力士一同、合宿で強くなって名古屋場所に臨みたい」と抱負を語った。
木曽合宿は令和元年に初開催し、昨年4年ぶりに再開。3回目の今年は力士13人と部屋付き床山・床力さんが参加する。