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雨中の妻籠宿 駆ける 南木曽 健康マラソンに691人

宿場情緒を伝える妻籠宿の中を駆け抜ける参加者たち。恒例の仮装したランナーもおり大会を盛り上げた

 南木曽町の妻籠宿や旧中山道を駆ける「南木曽町・妻籠健康マラソン」(実行委員会主催、市民タイムスなど後援)が2日、妻籠町並み交流センターを発着点に開かれた。北海道から熊本県まで691人がエントリーし、街道の情緒を伝える町並みや自然の中を走り抜けた。

 1・9~10㌔の4種類のコースが設けられ、園児らが保護者と走る「ペア」から80歳以上の部まで幅広い年代が参加した。ランナーは降りしきる雨に負けず思い思いのペースで力強く足を運び、沿道から住民や観光客の声援が飛んだ。
 大桑村の大桑中学校2年・森下創太さん(13)は、3・3㌔の中学生以上男子の部で1位に輝いた。何度も参加している大会といい「上り下りのあるコースで疲れたけれど良い成績で走れてうれしい」とほほ笑んだ。
 42回目の開催で、町民有志が中心となって運営している。