教育・子育て

朝日小の校歌ダンス 開校150周年記念運動会で再び

運動会本番に向け、校歌ダンスを練習する児童たち

 朝日村の朝日小学校は、6月1日に開く開校150周年記念運動会で、同校校歌に乗せた全校ダンスを久しぶりに復活させる。新型コロナウイルス禍前までは踊っていたが、近年は途絶えていた。今年、開校150年を迎えることから、記念になる活動ができないかと6年生の児童が中心になって昨年度から振り付けを調べ、全校で練習を重ねてきた。

 村の自然などが歌われた1~3番の校歌に乗せ、全校児童が手旗を振りながら踊る。再開に合わせ、学年ごとに違う6色の旗を用意した。
 このほどグラウンドで運動会前最後の全体練習を開き、全校204人が息を合わせた。6年の代表児童数人が前に出て踊った。その1人の上條夏美さん(11)は「昨年、校歌のダンスがあると知ってすごいなと思った。全校で元気に踊りたい」と話す。2年の三村咲さん(7)は「動くところはしっかり動いて、動きを止めるところはしっかり止めて、かっこよく見せたい」と意気込む。
 6年生は昨年度、総合的な学習の中でダンスについて調べ、図書館にあった資料や、踊りを知っている祖父母や家族、教職員に教わるなどして振り付けをマスターした。3学期には全校で初練習の機会を設けた。
 〝校歌ダンス〟として親しまれ、卒業生や同校で勤務経験のある教職員にもなじみ深い。現在は列になって全員が同じ振り付けを踊る形だが、かつては低・高学年別の振りやフォーメーションパートがあったという。平成11(1999)~17年度にも同校に在籍し、踊った経験のある黒田敏樹校長は「覚えやすい振りで親しみやすい。朝日小を未来につなぐ活動の一つとして、今後も続けていきたい」と話している。