三郷小でワクワク課外授業 校外から講師招き多様な仕事学ぶ

安曇野市の三郷小学校は、放課後に校外から講師を招いて、希望する児童がさまざまな仕事について学ぶ「ワクワクタイム」を行っている。多様な仕事に触れて将来に向けた選択肢を広めてもらうための取り組みで、28日は松本市島立のリサイクル業・しんえこの2人が資源の大切さを伝えた。本年度は3月まで毎週火曜日に計約30回を計画しており、防災やパン作りなどを取り上げる予定だ。
しんえこの新井通夫営業部長と社員の下里勇斗さんが講師を務めた。下里さんは、ごみを発生させない「リデュース」、物を繰り返し使う「リユース」、再利用する「リサイクル」に、修理して使う「リペア」とごみになる物を断る「リフューズ」を加えた5Rが大切だと説明した。
5年生の児童は「リサイクルする心を大切にして、無駄遣いがないようにしたい」と話していた。
ワクワクタイムは2年目で、本年度は21日に説明会を開き、28日が外部講師を招く最初の回となった。初年度の4倍以上となる3~5年生17人が参加している。地域連携児童支援担当の伊藤俊一教諭は「人と比べる時代は終わった。『自分にはこれがある』『これをやりたい』ということを見つけ、人生を幸せに歩いてほしい」と願っている。