政治・経済

山形村で収穫体験が人気 観光協会企画

青空が広がる畑でアスパラガスの収穫を楽しむ参加者

 山形村内の畑で6月上旬まで、旬を迎えているアスパラガスの収穫体験が行われている。村観光協会が主催する人気の企画で、村内外の人が自分で収穫する楽しさや採れたてのおいしさを味わっている。

 事前予約で5月中旬~6月上旬に33組84人を受け入れている。22日は3組7人が協力農家の平沢昇さんの畑で体験。土の中からにょきにょきと伸びた株の中から収穫に適した長さまで成長した株を鎌で切り、かごいっぱいに収穫した。初めて体験した下大池の堤八千代さん(70)は「畑で収穫すると、とってもみずみずしい。親戚に送ったり家で楽しんだりしたい」と喜んだ。安曇野市穂高有明から毎年参加する夫婦は「おいしく、いつも楽しみにしている。太く立派なアスパラがたくさん採れた」と楽しんでいた。
 協会職員が同日朝に収穫したアスパラの試食も行い「甘くておいしい」と好評だった。職員は、上手なゆで方やお勧めの食べ方を紹介し「カットせずに短時間でゆでると、甘さや食感、風味が生きる」とアドバイスした。
 村の農産物を生かした体験企画は時季によってさまざまあり、6月中旬から7月上旬にかけてサクランボ収穫体験を、6月下旬~8月中旬にかけてブルーベリー収穫体験を予定する(いずれも村観光協会主催)。