政治・経済

朝日の高齢者向け冊子一新

一新した暮らしのお役立ちガイドを手に活用を呼び掛ける村と村社協の職員

朝日の高齢者向け冊子一新
 朝日村地域包括支援センターと村社会福祉協議会が、主に村内で暮らす高齢者向けのさまざまな生活支援サービスをまとめた「暮らしのお役立ちガイド」を発行した。過去に作ったガイドを一新し、見やすく使いやすい冊子として充実を図った。今月初めに約1500部を発行して村内全戸へ配布し、活用を呼び掛けている。

 A4判全8ページで旧ガイドから4ページ増やした。家事支援、配食、食料・日用品の宅配、訪問理美容、輸送、安否確認といった公的・民間サービス、医療機関、介護事業所の情報を掲載。サービス内容や連絡先を一覧表にし、新たに公共交通の案内、地図を加えた。
 公共交通のページは一覧表だけでなくバスや乗り合いのデマンドタクシーで実際に行ける場所、乗り方の案内を写真付きで示した。最終ページでは介護・フレイル予防に大切な「運動、仲間づくり、食事」の三つのポイントを載せ、日頃の意識付けになることを願う。
 村職員でセンター社会福祉士の神村宗さん(24)は「地域の資源をより分かりやすくまとめた。実用的に使ってほしい」と話す。村の委託で支え合い活動や生活支援の充実を図る「生活支援コーディネーター」を務める村社協職員の北沢朋子さん(48)は「高齢者に限らず幅広い世代に役立つ内容を意識して作った。近くに置いてぜひ使ってほしい」と願っている。
 希望者にはセンターが入る村役場、村社協が入るえべやかたくりの里、村中央公民館で配布している。