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親子で楽しく木工クラフト 塩尻

自由な発想で木工クラフトを楽しむ参加者。彩り豊かにツリーハウスを表現した子も

 塩尻市市民交流センター・えんぱーくで4~6日、木の素材を使った作品を作る講座「木工クラフト」が開かれた。令和2年に閉園した旧信州塩尻農業公園チロルの森(塩尻市北小野)でクラフト担当職員だった元大工の小沢和雄さん(75)=塩尻市贄川=が企画指導して、訪れた親子を喜ばせた。

 親子は木の枝や加工した板、松ぼっくり、ドングリ、アルパカの毛を組み合わせてグルーガン(接着剤)で張り付けるなどし、自由な発想で置物やリース、時計を作った。6日午前は4組12人が時間を忘れて手元の作業に熱中していた。輪切りの枝の上に滑り台やベンチ、シーソーを作って並べ小さな公園を表現した塩尻東小学校3年生・綿貫結菜さん(8)は「玄関に飾りたい」と笑顔だった。
 大型連休に合わせた、えんぱーくでの木工クラフトは4年目。材料の収集・加工など事前準備は小沢さんが行い、材料費として数百円を徴収したがほぼボランティア。手軽に工作ができて近場で楽しめると来館者には好評だ。小沢さんは「子供たちの笑顔が見たくてやっている。興味を持ってくれればうれしい」と話した。