御嶽海黒星8勝7敗 夏場所終える

大相撲夏場所(東京・両国国技館)千秋楽の26日、上松町出身で西前頭7枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、東前頭2枚目・平戸海(境川部屋)に寄り切りで敗れた。2場所連続の勝ち越しを11日目に早々と決めるもその後は星を伸ばせず、8勝7敗で終えた。
今場所は初日から5連勝。3度目の優勝を果たして大関昇進を決めた令和4年初場所以来となる好スタートを切った。中学校時代の相撲部顧問で県相撲連盟理事長の安藤均さんは「前半は準備してきたことが成果として表れた。心身ともに復調の兆しが見えた」と評価する。8日目に左脚を負傷したが「痛みが伴う中でも白星をつかみ、勝ち越しにつなげたことはよかった」とたたえる一方で「終盤、番付上位や苦手力士から白星を挙げられなかったのは残念だ」と悔しがった。
6月27~29日には、木曽町で出羽海部屋の「木曽合宿」が予定されている。安藤さんは「勝ち越して帰郷できる。地元に元気な姿を見せてくれるはず。しっかり稽古に励んで次につなげてほしい」と期待していた。
名古屋場所(7月14日初日、愛知県体育館)の新番付は7月1日に発表される。