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能登地震の被災地支援行う「炊き出し隊みらい」に王滝が海鮮丼180食寄贈

みらいの浅田さん(右)らに食材を寄贈した王滝の永瀬社長(中央右)と宮澤部長(同左)

 飲食店運営などの王滝(永瀬完治社長、松本市笹賀)は19日、能登半島地震の被災地で炊き出し活動をする松本市炊き出し隊みらい(浅田修吉代表)に海鮮丼180食を寄贈した。みらいが被災地の石川県輪島市七浦地区で被災者に提供した。

 王滝がそれぞれ取引業者のマリンフーズ(東京都)からタイ、サーモン、コハダなどの鮮魚を、豊炊飯(松本市市場)から米を、マル井(安曇野市豊科)からわさびを、松本藤本商会(松本市城西1)からこん包材などを仕入れ、みらいに寄贈した。みらいは食材を載せて19日に松本を出発し、七浦地区周辺の7カ所にある自主避難所の被災者に夕食として海鮮丼を振る舞った。
 王滝管理本部の宮澤敦部長は東日本大震災の時にみらいの炊き出し活動に同行し、岩手県陸前高田市の住民に刺し身を振る舞った。宮澤部長は「被災者は発災以来、海のものを口にしていない。今回も陸前高田の時のように喜んでもらえるといい」と願っていた。