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SK松本ジュニア合唱団が結成30周年 3月23日に記念コンサート

節目のコンサートに向け、練習に熱が入る団員ら

 小学生~高校生を中心に構成するSK松本ジュニア合唱団は今年、結成30周年を迎える。3月23日に活動拠点のキッセイ文化ホール(松本市水汲)で記念コンサートを開き、現役の団員だけでなくOB・OGも大勢出演して歴史に培われたハーモニーを響かせる。

 2部構成で、前半は団歌など定番曲を用意。後半は3回目となる合唱ミュージカル「ぞうれっしゃがやってきた」で演技を交え、1期生から幅広い年齢層で豊かに表現する。OB・OGのみのステージもある。松本県ケ丘高校3年の横山木乃香団長(18)は「家族のような団員・先生方と、お客さんに幸せを届けられるコンサートにしたい」と意気込む。
 SK松本ジュニア合唱団は、平成5(1993)年にサイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)のオペラに出演した児童合唱団を母体に翌年発足。現在は園児から高校生まで36人が活動し、卒団しても練習に参加する先輩も少なくない。
 信州大学医学部6年・矢口凌さん(25)はOBとして「教え合う姿や絆を示せたら」と話し、発足時から指導する佐原玲子さん(76)=岡谷市=は「コロナで団員が減る中、これを機に次につなげたい。松本の合唱界の一翼を担うよう育っていってほしい」と願っていた。
 午後2時開演。チケットは500円(小学生以上)でキッセイ文化ホールで扱っている。問い合わせは同ホール(電話0263・34・7100)へ。