地域の話題

「ありがとうの花」に笑顔広がる 松本駅前でバレンタイン企画

花を贈るエクセラン高校の生徒(左)

 松本市中心市街地の飲食店などによる「松本ありがとうプロジェクト」(矢澤洋一代表)は14日、松本駅前で「フラワーバレンタイン2024」を開いた。プロジェクトに賛同した高校生が駅を行き交う人たちに花を贈り、感謝の気持ちがあふれるバレンタインデーを演出した。

 同市のエクセラン高校園芸農業コースの生徒が育てたプリムラの花100鉢を、同校ボランティア部の生徒11人が配った。開始時間の午後5時前から長蛇の列ができ、受け取った人は一様に笑顔を見せた。
 帰宅中に偶然立ち寄った松本市の田中晴恵さん(44)は「両親に花を贈って日頃の感謝を伝えたい」と話していた。
 昨年に続いて2度目の企画で、若者主体で活動するきっかけをつくろうと、矢澤代表がエクセラン高校の生徒に参加を呼び掛けた。ボランティア部長の熊谷春花さん(17)=2年=は「花を通してありがとうの輪が広がるといい」と期待していた。