教育・子育て

筑北村の旧村図書館を子供用品倉庫に

子ども用品の倉庫として活用されることになった旧村図書館

 筑北村坂北の旧村図書館が、筑北地域で子供服や子育て用品の〝お下がり〟譲渡会「くるくるリユース」に取り組むNPO法人・ちくほくの谷つぎビト(坂北)の倉庫として、今春から無償で貸し出されることになった。同法人が取り扱う用品は膨大で、倉庫として借りている乱橋の民家車庫が手狭といい、新倉庫の追加で用品の取り扱い容量を増やし収集・整理に役立てる。

 このほど開かれた村議会全員協議会で村が説明し、了承を得た。建物はかつての坂北郵便局で、旧坂北村図書館を経て平成28(2016)年まで村図書館として使われ、その後は31年まで放課後児童施設として活用された。鉄筋コンクリート平屋で床面積は148平方メートル。貸付期間は4月1日から令和9年3月31日までで、電気・ガス・水道は使わず倉庫のみに使用する。
 現状では、用品の整理・分類が難しく、保育園などから園児の着替えの予備をリクエストされても対応できなかったという。同法人でくるくるリユースを担当する本田聖己さん(40)=西条=は「分類作業も並行して行えるので本当にありがたい。他地域のリユース団体との連携もより円滑になるのでは」と期待している。

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