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児童クラブ 職員確保課題 安曇野市社協 シニア層にも働き掛け

児童クラブの運営に携わるパートタイム職員募集のチラシ

 安曇野市社会福祉協議会は、令和6年度に小学校5年生と6年生を受け入れ始める児童クラブのスタッフを募集しているが、福祉業界の人手不足などから必要な人数が集まらず、職員確保が課題となっている。新たなパートタイム職員計15人の確保を目指すが、現在は見込みを含めて8人にとどまっている。職員確保に向けてシニア層への働きかけを強化している。

 市社協は各児童館の指定管理者として、児童クラブも運営している。6年度は5クラブで受け入れ拡大が決まっており、1クラブ当たり3人を新たに雇い入れる計画で昨年12月に募集を開始したが、思うように集まってはいない。
 市社協地域福祉課子育て支援係によると、放課後に児童を預かる特性上、勤務時間が夕方に限定されることも、人員確保につながらない要因とみられる。シニア層の応募があったことから、お年寄り向けの講座でスタッフ募集のチラシを配るなどの人材確保対策を進めている。
 スタッフとして働くのに資格は必要ない。市社協地域福祉課子育て支援係の担当者は「一番大切なのは子供が好きで向き合えること」として、関心がある人は相談するよう呼び掛けている。

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