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ひな人形 筑北で春演出

筑北村図書館ロビーに今年も飾られたひな人形。11日には豪華7段飾りもお目見えする

 筑北村坂北の村図書館ロビーに5日、桃の節句(3月3日)にちなんだひな人形が一足早く飾られ、華やかな春の訪れを演出している。月遅れの4月3日まで飾り、今月11日には館内でひな人形にちなみ平安時代の諸文化に親しむ講演会「楽しい百人一首」も開く。

 村図書館の山崎洋文館長がかつて長女のために自宅で飾っていた五段飾りといい、内裏びなや三人官女といった人形、牛車、鏡台などの道具一式を所狭しと飾っている。
 11日の講演会では、会場に村民が寄せた豪華な七段飾りを当日限定で飾り、地元・刈谷沢神明宮の宮司でもある山崎館長が古式ゆかしい狩衣姿で講師を務める。皇室行事や各地の神事でも目に触れる独特の装束や官位、雅楽など平安時代にルーツのある文化のあれこれを、身近な百人一首やひな人形を通じて分かりやすく紹介する。
 山崎館長は「現代にも息づく平安文化を知る機会となれば」と話す。参加無料。
 問い合わせは村図書館(電話0263・66・1115)へ。