地域の話題

音楽と美術の共演 信州出身アーティストがイベント

フルートとピアノの演奏に合わせライブペインティングが披露されたステージ

 音楽、美術の分野で活躍する県内出身のアーティストがステージ上でコラボレーションする「長野県ゆかりのアーティストステージ」が4日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれた。約180人の来場者は、音楽と美術の意外な出会いを楽しんでいた。

 2部制で、前半はいずれも長野市出身のソプラノ歌手・深澤優希さんとピアノ奏者・星野月菜さんの演奏に合わせ、茅野市出身の阿部祐己さんが撮影した県内の風景写真がスクリーンに映し出された。
 後半は安曇野市豊科高家出身の米窪麻美さん(33)、怜さん(31)姉妹によるフルートデュオが、同市出身の飯田糸音さんのピアノ伴奏に乗せて「愛の挨拶」やモーツァルトの「トルコ行進曲」などのクラシック音楽を演奏。長野市の津田翔一さん(39)が「旅」をモチーフにした縦約4.8㍍、横約4㍍の油彩画のライブペインティング(制作実演)で合わせた。
 鑑賞した松本市旭2の女性(41)は「フルートと絵のコラボレーションは最初どうなるかと思ったが、絵に照明が当たるとステージ上で背景のように浮かび上がり、面白かった」と話していた。