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氷灯籠に揺らめく炎 雪灯りの散歩路 始まる 福島の宿場町 5000個照らす

雪だるまや雪うさぎと一緒に並ぶアイスキャンドル。揺らめく小さな火がメイン会場を温かく包み込んだ(2日午後5時45分ころ)

 木曽町福島の旧中山道の宿場をアイスキャンドル約5000個が照らす催し「信州木曽ふくしま 雪灯りの散歩路」が2日、始まった。冷え込む夜に、ほんのりと光るともしびが来場者の心を温めた。3日まで。

 メイン会場となる旧木曽幼稚園横の駐車場には、氷で作った灯籠やキノコの形をしたアイスキャンドル、落ち葉を閉じ込めたアイスプレートなどが飾られた。手のひら大の雪だるまや雪うさぎも一緒に並び、愛くるしさを添えていた。
 午後5時半過ぎにボランティアが一斉にろうそくに火をともし始めた。氷越しに揺らめく小さな炎が、暗闇におぼろげな光景を浮かび上がらせた。来場者は写真や動画でその美しさを収めながら、夢見心地で眺めていた。
 3日も午後6時ごろに点灯する。