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2024.2.12 みすず野

 先日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の藤岡隆雄議員が、自民党の派閥の政治資金パーティーに関連した政策活動費問題で、政治収支報告書の訂正が相次いでいることを取り上げた◆その中で、二階俊博元幹事長の資金管理団体の収支報告書について「調査研究費の書籍代が、3年間で約3500万円もの追加がされている。家1軒が建つくらいの書籍代。何万冊購入したのか」として、訂正理由とどんな書籍を購入したのか聞いた。答弁に立った林芳正官房長官は「内容について答える立場にない」とした◆二階さんが、これほどの読書家とは知らなかった。購入書籍の一覧を蔵書目録として公開してほしい。本好きの一人としていろいろ勉強になりそうだ。あるいは、高価な希書を購入して「調査研究」をしたのだろうか。怪しげな団体から、まとめて本を押しつけられたなんてことはないですよね◆これだけの資金があれば、もちろん今欲しい本は全てそろう。老後の本代の心配もない。まあ、たっぷりお釣りがくるだろう。それを3年間で使ってしまうのだから、政治家は本当に勉強家なのだなあ。読んだ本の感想もぜひお聞きしたい。

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