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支え合い「お助け隊」発足へ 松本・岡田地区 PRキャラ「おかりん」誕生

キャラクターの名前の決定を知らせるチラシを見る来館者

 松本市の岡田地区地域づくりセンターは、住民同士が支え合う地域を目指して、住民有志のボランティア団体「おかだお気軽お助け隊」を発足させる計画だ。地域住民に関心を持ってもらう第一歩として、マスコットキャラクターをつくり、投票で名前を「おかりん」に決めた。

 キャラクターの絵は、イラストレーターがデザインした。岡田地区にリンゴ畑が多いことから、リンゴをモチーフにした衣装で着飾っている。地域住民に名前を募集し、応募作の中から8候補に絞った。紙に書いて、市岡田出張所、岡田公民館、岡田地区福祉ひろばが併設する施設に張り出し、訪れた人たちに好みの名前にシールを貼って投票してもらった。
 おかりんは、岡田とリンゴを組み合わせた名前だが、「困っている人と助けたいと思っている人の輪のリングの『りん』だね」と絆の象徴だと広く解釈をする住民もいるという。
 隊の発足に携わる岡田地区生活支援員の太田美穂さんは「キャラクターが地域の皆さんに浸透してきている」と手応えを実感。「堅苦しい組織ではなく、地域のために、できる時にできる人がお互いに融通をし合って何かをするお助け隊にしたい」と話している。