県の「食育３つの星レストラン」 生坂のかあさん家が登録店に
健康や栄養バランスに配慮し県産食材を生かしたメニューの提供に取り組む店を対象にした県の「信州食育発信３つの星レストラン」に、生坂村上生坂の村農業公社の食堂兼農産物加工販売施設「かあさん家」が東筑摩郡内で初めて登録された。「豆腐ハンバーグ定食」（税込み１０００円）が対象メニュー第１弾にも登録された。
メニューは、村産大豆１００％使用で人気の「かあさん豆腐」とひき肉を混ぜて作った数量限定のハンバーグ料理で、食べ応えは十分ながらエネルギー量は７３５キロカロリー、食塩３.３グラムと控えめで、野菜量も約１５０グラムと基準を満たした。店舗も地場産農産物を多用し、小食な人に小盛りを進めるなど食品ロス解消対策が評価された。
このほど県松本保健福祉事務所健康づくり支援課の白上むつみ課長が来店し、登録店プレートなどを贈った。中曽根真紀店長は「地産地消や栄養バランスをより意識しメニュー改善を検討するきっかけにもしたい」と話した。白上課長は「健康的な食事環境に向けたよい影響となれば」と東筑での広がりに期待した。
県によると同事業は平成２２（２０１０）年に始まり登録は今回で県内１６５店舗（松本地域３６店舗）目となる。