政治・経済

筑北スマートIC利用好調 村のETC補助申請21件

村が利用好調との見方を示した筑北スマートIC(昨年12月17日)

 筑北村は15日、先月17日に西条で開通した筑北スマートインターチェンジ(IC)の利用状況を村議会全員協議会で報告した。利用台数について「初日は、計画交通量の『1日当たり700台』を優に超え、23日までの1週間も下回ることはなかった」と報告。村が今秋から取り組むETC(自動料金収受システム)車載器の設置費補助金事業への村民の申請も15日現在で21件に上り、利用はおおむね好調との見方を示した。

 村によると、東日本高速道路関東支社(さいたま市)が調べた利用状況の速報値について「具体的な利用台数は現段階は非公開とされている」とする。その上で「筑北スマートIC以南(の中南信方面)との往来が好調な傾向にある」との見方を示した。理由として、松本地方とのアクセスの向上のほか、高速バス松本―新宿線のバス後部へのラッピング広告や村内路線沿いでの横断幕表示、テレビCMなど開通前に村が実施したさまざまなPR活動の地域への浸透を挙げている。
 村建設課は「今後も企業誘致や移住定住促進などの事業を進め、さらなる利用の伸びに期待したい」とした。