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麻績・聖高原スキー場で雪づくり進む

20日のオープンを目指して稼働する人工降雪機(10日午後10時半ころ、聖高原スキー場)

 麻績村の聖高原スキー場で、オープンに向けたゲレンデの雪づくりが急ピッチで進んでいる。今冬は例年にない雪不足のため当初予定していた昨年末の開業が延期に。年明けにようやく待ち望んだ降雪や強い冷え込みがあり、スキー場を運営する聖高原リゾートは、来週末の20日オープンを目指して日夜、人工降雪機を稼働させている。

 標高約1100メートルの同スキー場は天然雪が中心だが、氷点下4度以下を目安に3台の人工降雪機で土台となる雪づくりを進める。今冬も先月中旬から地道に作業を続けた結果、初心者コース上の圧雪の厚みが平均30センチを超えて「もう一押し」となる天然雪を待ち望む状況となった。16日と17日にはオープンを前に村内の子供たちのそり教室・遠足を受け入れる予定だ。
 10日は深夜からコース上部で人工降雪機が稼働し、勢いよく雪を噴き上げていた。作業をまとめる同社の塚原広之課長は「降雪を受け問い合わせも増えてきた。土台はできたので整備を急いで期待に応えられれば」と話す。