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「ツヨクナル」 昇格へ決意 山雅が新体制発表会

充実の陣容を背にシーズンへの決意を述べる霜田監督(中央)

 サッカー松本山雅FCは8日、松本市のまつもと市民芸術館で新体制発表会を開いた。訪れた約1800人が例年通りの熱さで盛り上げる中、昇格への強い思いを共有し、3季目となるJ3での奮闘を誓った。

 今季のスローガンは「OneSou1 ツヨクナル」。個人、組織として積み上げてきたものを継続し、強さをはじめとするさまざまな要素を加えて大きく成長して羽ばたく覚悟と意志を込めた。
 始動時の陣容30人のうち、ビクトル選手を除く29人が新背番号順に紹介された。「10」への変更で会場を大きく沸かせた菊井悠介選手は「背番号に恥じないプレーをすることはもちろんだが、昇格しか考えてない」。新加入の高橋祥平選手は「松本のために全力を尽くして頑張る」と短い言葉に力を込めた。昨季の悔しさをピッチで晴らす決意を口にする選手が多かった。
 2季目の指揮に向けて心強いメンバーがそろったとした霜田正浩監督。戦国の様相が濃いリーグを勝ち抜くために「心」の重要性を説き、「松本の街に根付いたサッカー文化や歴史、過去の栄光、悔しさを大切にしながら皆さんと戦っていく」ときっぱり。シーズンの最後に優勝の証しとなるシャーレを掲げたい、と結んだ。
 始動は9日。地元で練習を重ね、15日からキャンプへと移る。