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塩尻市の下水道課職員2人 能登半島地震の被災地へ

出発式で百瀬市長に決意を語る川上係長(右)と吉江主任(中央)

 石川県能登地方で最大震度7を観測した能登半島地震の被災地を支援するため、塩尻市は8日、現地へ派遣する下水道課職員2人の出発式を市役所で開いた。2人は11日まで活動し、羽咋市で下水道施設(マンホール、管渠など)の緊急被害調査に従事する予定だ。

 石川県から長野県を通じて市へ災害応援要請があった。派遣されるのは下水道課の川上公靖係長(52)と吉江悟主任(32)で、地震で被害を受けた下水道施設の早期復旧をサポートする。2人は過去に震災や台風被害の現場で活動した経験があるという。式で川上係長が代表して決意表明し「安全には気を付けながら、微力ではあるが被害調査と復旧に尽力したい」と述べた。
 百瀬敬市長は「今まで培った経験を基に被災地、被災者のために全力を尽くしていただきたい。余震が続いている。無事に戻ってきてほしい」と激励した。2人は水道事業部の車両で出発し、現地に向かった。