政治・経済

麻績でアカマツ伐採 視界開け観光に可能性も

アカマツ林(右端)を伐採するシェーンガルテンおみの南側。昨年度の伐採では四阿屋山(左奥)を望む眺望が開けた

 麻績村は今冬、村内で被害が拡大する松枯れ対策の一環で、村温泉宿泊施設・シェーンガルテンおみの南側に広がる村有地でアカマツの伐採を行う。まだ松枯れの兆候が見られないアカマツ約150本を伐採・搬出し木材として有効活用する狙いだ。村は昨年度も同エリアで175本を伐採した結果、四阿屋山を望む施設南東側の眺望が大きく改善。今回の伐採で真南の筑北村坂北方面の視界も開ける見込みで、今後の観光活用が期待される。

 このほど入札があり、1月中旬から3月中旬にかけて伐採作業が行われることが決まった。発注した村振興課によると、アカマツ林は施設がある丘陵の尾根筋に広がる。林には散策もできる小さな林道と休憩用のあずまやがあり、シャクナゲが点在する。施設南東側の庭園の池付近にかけての斜面沿いが伐採される見通しで、将来的な倒木の可能性も解消され、より安全に園内散策が楽しめそうだ。
 村観光課によると、伐採後の村有地の観光活用策は未定だが「今後、検討していきたい」としている。

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