師走の筑北にイチゴの便り 坂井のいちご園で収穫始まる
筑北村坂井の坂井いちご園で、冬場のイチゴの収穫作業が進んでいる。今年は夏の猛暑の影響で生育が遅れているが、１月１０日からはイチゴ狩りも楽しめる。
同園では３棟あるビニールハウスで１０日から収穫が始まり、村内の直売所や洋菓子店などに出荷している。「とちおとめ」や味が濃厚で人気が高まっている「よつぼし」など４種類があり、スタッフが毎朝、色づき具合を確認して摘み取っている。
栽培責任者の冨田陽介さん（３０）は「クリスマス前はケーキ用の小粒なイチゴの需要が多く価格も高いが、時期を合わせるのが難しく３年目でまだ一度も出荷できていない。先輩農家に教わりたい」と話していた。
イチゴ狩りは予約制で５月下旬ころまでできる。料金は１時間で中学生以上２０００円、３歳～小学生１０００円、３歳未満無料となっている。問い合わせは坂井いちご園（電話０２６３・７５・８３１１）へ。