連載・特集

2023.12.4みすず野

 「市民の広場」の今月のオピニオンテーマは「日記」。年頭に話題になりそうでもあるが「日記買う」という冬の季語もある。年末に日記を買うことをいう。新年を迎える準備のひとつ。さあ、どんな投稿が寄せられるだろう◆以前、紙面担当者と毎月、オピニオンのテーマを考えた。その時々の世相を反映した言葉や、季節を表現した一言、魅力を感じて取り上げてみたい単語などをその都度選んだ。気に入った言葉がみつかり、テーマに設定しても、読者の投稿がなければコーナーが成り立たない。同じ言葉は避けたいから、回を重ねるごとに四苦八苦した◆―日記を書くようになってからどのくらいたつだろうか。当初は分厚い日記帳を買っても、最初の1カ月か3カ月あたりでやめてしまった。それがいつの間にか途切れなくなったのは、1日分のスペースが狭い日記帳を選択してから◆万年筆を使いたくて書いている面もある。縦書きは手にインクが付くので横書きを使う。最近はその日の体重と血圧、歩数を記入する。それを毎日続けて今年も1冊終わりそうだ―と書いてみたが、この内容だと「オピニオン」採用になるだろうか。