教育・子育て

音楽の秋 東筑摩郡の学校にぎやか

麻績村の保・小・中の子供たちが一堂に集い歌声や演奏を披露したおみっこミュージックフェスティバル

 東筑摩郡内の小学校で秋の音楽会シーズンを迎えた。18日には麻績村のおみ保育園、麻績小学校、筑北中学校による初の合同音楽会「おみっこミュージックフェスティバル」が筑北中で開かれ、園児・児童・生徒計約190人が、大勢の地域住民の前で伸びやかな歌声と演奏を響かせた。

 これまで音楽会は各校で開かれてきた。近年、麻績小の音楽会に中学3年生がゲスト参加したり、筑北中の音楽会に小学6年生が参加したりしており、保育園児も筑北中で生徒と交流するなど相互連携が深まる中で、合同音楽会の実現にこぎ着けた。タイトルも子供たちから公募した中から選んだ。
 冒頭に全員で「夢の世界を」を合唱したほか、各学年で寸劇などの意匠をこらした音楽発表で楽しませた。小学3年生14人は担任教諭のギター演奏に乗せて歌声を合わせ、坂口凜果さん(8)は「みんなの前で緊張したけれど大声で歌えた」とほほ笑んだ。おみ保育園は2歳児~年長児の約50人が歌とダンスを元気に披露し、年長組の清水菜楼ちゃん(6)は「楽しかったよ」と笑った。
 筑北中吹奏楽部は麻績小金管バンドと共演し、部長の3年・高澤楓香さん(15)は「演奏していて昔の自分を思い出した。いい経験になった」と感慨深げに話していた。
 生坂村の生坂小学校で20日に、朝日村の朝日小学校で11月2日にそれぞれ音楽会が予定されている。

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