地域の話題

eスポーツ普及 都市大塩尻高など3者連携 塩尻市地域DXセンター活用

コア塩尻でeスポーツを練習する部員たち

 コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」活用を通じた地域活性化を目的に、塩尻市の東京都市大学塩尻高校eスポーツ部、市振興公社、関連イベント企画などのリロード(松本市大手3)が連携協定を締結した。公社が運営し、高度なゲーム機材を備える地域DXセンター・コア塩尻(大門一番町)を軸に、3者で協力してイベント企画などに取り組む。

 部員たちは、コア塩尻内にあり、高性能のゲーム用パソコン4台を備える「デルタルーム」を無償で利用させてもらい、全国大会前などに質の高い練習をする。3者でのイベント時には、高めた技能を生かしてスタッフとして運営に協力する。
 同部は通常学校でゲームの練習をしているが、機材、ネット環境などで制約があった。コア塩尻と関わりがあり、これまでも同部の活動を支援してきたリロードが仲介し、協定が実現した。
 3日にコア塩尻で協定締結のお披露目を行った。コア塩尻の荻上真功センター長は「eスポーツによる地域活性化、地域貢献の取り組みを一層深めていきたい」と述べた。リロードの金井佑輔社長は「年齢、性別、国籍を問わないコミュニケーションツールであるeスポーツを街づくりに生かしたい」とあいさつ。同部の渡仲秀俊部長(17)=2年=は「素晴らしい施設をお借りでき、本当に感謝している。ゲームには地域の皆さんをつなぐ要素がある」とし、今後のイベント運営に向けて意気込んだ。

 3者の活動第1弾として、14日午前10時~午後3時半、同施設で「コア塩尻eスポーツDAY~人気ユーチューバーとeFootball(TM)大会」を開く。サッカーゲームでチーム対抗戦を行う。ゲストにユーチューバー・メッスさんを迎える。先着20組(40人)までで、1人からでも申し込み可。無料。コア塩尻ホームページで申し込む。