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クラフトビールに舌鼓 松本城公園でフェス始まる

松本城を眺めながらクラフトビールを味わう来場者たち

 多彩なクラフトビールが楽しめる「第7回クラフトビールフェスティバルin松本」(ビアフェス実行委員会主催)が15日、松本市の松本城公園で始まった。松本城を眺めながら、県内外の冷えたクラフトビールを味わう人たちでにぎわっている。18日まで。

 4日間で、中信の3社を含む26社の110種類以上が日替わりなどで味わえる。秩父麦酒醸造所(埼玉県秩父市)で醸造を担当する鈴木孝治さん(36)は松本市大手4出身で、お勧めは洋酒を製造した木だるで作る「樽熊」だ。「洋酒や木だるの香りがするのが特長で、半年から1年寝かしている」と話す。
 岩見麦酒(島根県江津市)の山口厳雄さん(45)、梓さん(45)夫妻は、信州大学農学部の同級生で、夫妻で起業した。醸造担当の厳雄さんは「無農薬のレモンを香り付けに使ったアメリカンペールエールがお勧め」と話し、梓さんは「松本は父の出身地。故郷の方と仲良くなれる機会でもあり、楽しい」と笑顔だった。
 ビールはチケット制で、1杯券は700円(オンライン販売は660円)。ビール5杯にオリジナルグラス付きの当日券は4200円。1杯につき10円が松本城保存のための寄付金となる。午前11時~午後6時(最終日は5時)。