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松本と神戸を学生がPR 流通科学大とFDA連携

空港利用者に自作のパンフレットを配布して神戸をPRする学生たち

 神戸市の流通科学大学の学生と、県営松本空港の定期便を運航するフジドリームエアラインズ(FDA)が、松本で神戸の、神戸で松本の魅力をそれぞれ紹介するプロジェクトを進めている。空港の利用や相互交流の促進を目的に、学生の視点や感性を生かしたパンフレットを作製するなどして見どころを伝えている。 

 学生7人が4日、松本空港で神戸線の搭乗客にお薦めスポットを紹介する自作のパンフレットを配布して神戸をPRした。魚とアートがコラボした新感覚の水族館「ATOA」など、「映える」写真が撮れる観光名所約20カ所をまとめている。 学生は同日から1泊2日の予定で松本に滞在して松本の魅力を調べる。この冬に開催される学園祭で学生らに向けて松本を紹介する。メンバーの多くは松本を訪れるのが初めてだといい、松本は遠い場所というイメージがあったという。商学部3回生の平原麻衣さん(20)は「神戸線を使ってみて神戸と松本は近いと感じた。お互いの良いところを伝えることで人の交流も経済活動も活発になってほしい」と話していた。
 学生はゼミの研究活動の一環として春からプロジェクトに取り組み、FDAが協力してきた。神戸営業支店の瀬尾秀彰支店長は「若い世代への情報発信は苦手としている分野なので、これからも協力していきたい」と話している。