御嶽海 連敗スタート 大相撲名古屋場所

大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)2日目の10日、上松町出身で西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、西関脇の大栄翔(追手風部屋)に突き出しで敗れた。初日の9日は同じく西関脇の若元春(荒汐部屋)に寄り倒されて土をつけられた。上位総当たりで三役復帰を目指す場所で、初日から2連敗となった。
初日の若元春戦では、立ち合いまわしを引かれて押し込まれるも、土俵際で回り込もうと懸命に粘る場面もあったが、この日の御嶽海は相手の激しい喉輪攻めに防戦一方。上体を起こされ、突きの追撃をまともに浴びてずるずると後退し、粘り腰なく土俵を割った。御嶽海が初日から連敗するのは今年の春場所以来で、過去3回しか経験がない。
3日目の11日は東小結の琴ノ若(佐渡ケ嶽部屋)と当たる。過去2勝6敗と分が悪く、直近の対戦となった今年の春場所は、立ち合い右四つでつかまり、そのまま寄り切られた。