地域の話題

子供みこし4年ぶり復活 松本神社

松本の街を元気に練り歩いた子供みこし

 松本城にゆかりの深い松本神社(松本市丸の内)の例大祭が10日、始まった。新型コロナウイルス禍で中断していた子供みこしが4年ぶりに復活し、子供たちの「わっしょい、わっしょい」という元気な声が久しぶりに城下町に響き渡った。

 氏子の20町会の小学生約70人が2基のみこしを担いだ。法被にねじり鉢巻き姿の子供たちは東西の2コースに分かれ、街の中を練り歩いた。初めて参加した旭町小学校3年の宮坂脩吾君(8)は「疲れたけど、みんなで担ぐのは楽しい」と笑顔だった。
 外山剛氏子総代会長(89)は「70年前から続く伝統ある子供みこし。コロナ禍で初めて、3年間できなかったが、復活できて本当にうれしい」と話した。本祭りの11日は午前9時45分から大人が担ぐみこしの練り歩きが行われる。