山小屋 平日宿泊で特典 北アルプス６施設 ７月７日からキャンペーン
安曇野市や山小屋、各登山案内人組合などでつくる市山岳観光推進実行委員会（事務局・市観光課）は７月７日、平日限定の山小屋宿泊キャンペーンを始める。北アルプスパノラマ銀座にある六つの山小屋のうち二つに宿泊して申し込むと先着１００人に限定ノベルティーグッズがもらえる。山小屋の利用を促進する初の取り組みで、主に女性や若年層をターゲットにアフターコロナも見据えて登山者の裾野の拡大を狙う。
平日に、対象となる燕山荘、大天荘、大天井ヒュッテ、常念小屋、蝶ケ岳ヒュッテ、大滝山荘のいずれかに泊まると、泊まった山小屋のスタンプが押された引換券をもらえる。別々の山小屋でもらった引換券２枚の写真を撮り、引換券のＱＲコードを読み込んで申し込む仕組みだ。
市観光課によると、プレゼントする限定ノベルティーグッズは、池田町の真鍮アクセサリー作家・山本葵さんが制作する。山小屋のオリジナルグッズ作成を手掛け、女性に人気があることから依頼した。まだ詳細は決まっていないものの、山小屋をモチーフにしたノベルティーとする。
土曜日や日曜日、祝日、お盆期間中をキャンペーン期間から除くことで、混雑緩和にもつなげる。パノラマ銀座を訪れる登山者は日帰りの割合が増加傾向だという。市観光課は「山小屋には１００年の歴史があり、先人から受け継いできた。山小屋を使ってもらいながら登山も盛り上げていきたい」としている。