田植え体験 はだしになって 有明あおぞら認定こども園 園庭の田んぼで

安曇野市穂高有明の有明あおぞら認定こども園の年長児約30人が9日、園庭に作った小さな田んぼで田植えを体験した。自然保育と食農・食育教育の推進を目的とした市の事業で、2年目となる本年度は種まきから田植えまでの育苗を園内で行い、園児たちは苗の生育を観察してきた。10月上旬に刈り取ってはぜ掛けにする。
園児たちは、はだしになって15平方メートルの田んぼに入ると、市職員らが張ったひもに沿って1人2株ずつ手作業で植えた。コシヒカリの苗の根元を持ってゆっくりと泥の中に入れ、倒れないように周りの泥を根元に集めていた。農作業中の軽食「おこひる」も体験し、作業後に田んぼ脇できな粉をまぶしたおにぎりをほお張った。
園児たちは今後も生育の観察を続ける。にじ組の坂口陸空ちゃん(5)は「ぐちゃぐちゃにならないように気を付けて植えた。立派なお米になってほしい」と願っていた。
有明あおぞら認定こども園は昨年度に引き続き園庭ミニ田んぼを実施している。他に市立の認定こども園と幼稚園の計9園で、大きな容器を使った園庭プチ田んぼに取り組んでいる。