政治・経済

アウトドア構想策定へ 安曇野市が年度内 近く委員会立ち上げ

東部アウトドア拠点基本構想策定に向けて明科公民館で開かれた説明会

 安曇野市は、明科地域に整備を目指す東部アウトドア拠点にどのような機能が必要かなどの方向性を盛り込む基本構想の策定に着手した。今月中旬には太田寛市長を委員長とする策定委員会を立ち上げ、取り組みを本格化させる。明科地域で活動する各種団体や地域住民の意見を聞き、市場調査などの結果も踏まえて本年度内に策定する。

 市は明科公民館で1日夜に説明会を開き、基本構想策定に向けた今後の取り組みや日程を示した。
 ウオーターアクティビティを検討する「水」、里山で行うアウトドアについて話し合う「里山」、地域住民らの意見を聞く「地域連携」の三つの分科会を組織する。各分科会のメンバーは地域で活動する個人・団体、有識者らで、地域連携についてはメンバーの一部を公募している。
 コンサルティングを手掛ける企業がニーズや地域資源などの調査を実施する。市は明科地域で活動する団体などへのヒアリングを始めており、分科会の意見にそれらの結果を加えて策定委員会で原案を取りまとめる。市民から広く意見を募るパブリックコメントも実施する計画だ。
 説明会には約30人が集まり、安全にアウトドアを楽しむためのルール作りについて意見を述べたり、拠点の規模感を質問したりした。市政策経営課の黒岩一也課長は「明科はアウトドア環境に恵まれた地域。地域に親しまれ、交流を生んで移住・定住にもつながる施設にしていきたい」と話していた。

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