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鮮やか新芽 茶摘み始まる 南木曽町田立 農家が汗

一帯に広がる茶畑で茶摘みに励む農家の人たち

 県内で数少ないお茶の産地で知られる南木曽町の田立地区で、茶摘みが始まった。至る所にある茶畑で、農家の人たちがみずみずしい新芽を摘む作業に汗を流している。

 約35㌃で栽培する小幡忠実さん(79)の畑では4日、一家6人が収穫に励んだ。鮮やかな新芽を手際よく摘み取り、腰に提げる籠へと入れた。
 小幡さんによると、今年の生育は霜や4月下旬の朝晩の冷え込みの影響を受けたが、「天気が相手だからこればかりは仕方がないね。育ちのいい分をしっかり収穫したい」と話していた。
 地区内で収穫された茶葉を加工するJA木曽の製茶工場は今年、1日から稼働した。工場によると、昨年は約13㌧、一昨年は12・5㌧の茶葉が農家から出荷された。

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