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松本子どもまつり 3800人が楽しむ

紙とストローを使う工作に熱中する子供

 子供たちが自然の中でさまざまな遊びや体験をする春恒例のイベント「松本子どもまつり」が3日、松本市のアルプス公園であった。新型コロナウイルス禍前の令和元年以来4年ぶりの開催で、50回目の節目を迎えた。鮮やかな新緑に囲まれた公園で、親子連れなど約3800人がゴールデンウイークのひとときを過ごした。

 会場内には射的や輪投げなどの遊び、木工などの工作体験、アート体験などのブースがあり、子供たちは春のすがすがしい陽気の中、存分に羽を伸ばして楽しんでいた。野外ステージ上では子供たちによるダンスや太鼓の演奏などが行われ、日頃の練習の成果を披露した。実行委員会40人の他、中学生や高校生も含めたボランティアがまつりを盛り上げた。
 転勤で4月に県外から引っ越してきたという安曇野市豊科の会社員・鈴木将浩さん(33)は、5歳の悠仁君を連れて訪れた。「アルプス公園は初めて。子供と一緒にブースを回って手で作る体験をしたい」と話していた。