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山雅が待望のホーム初白星 菊井が値千金の決勝ゴール

後半29分、均衡を破るシュートを放つ松本山雅の菊井(左)

 サッカー松本山雅FCは明治安田J3第9節の3日、サンプロアルウィン(松本市)でFC大阪と戦い、1―0で勝った。相手ペースで試合が進む中、後半に挙げた1点を守り切って本拠地での初勝利をつかんだ。順位は暫定5位。来場者は今季最多の1万994人だった。

 松本山雅はGKにビクトル、右サイドバックに藤谷を起用。安東が今季初先発し、パウリーニョとボランチを組んだ。
 風下の前半はロングボール主体でこぼれ球に対しても激しく競る相手の流れの中で辛抱する展開に。折り返した後半も好転しなかったものの、29分にドリブルで持ち込んだ菊井がネットを揺らして均衡を破った。終盤にかけてはベテランを投入し、きっちりと締めくくった。
 リーグの次節は13日だが、中3日の7日に天皇杯の予選を兼ねる県選手権決勝を戦う。相手はAC長野パルセイロで、第10節まで信州ダービーの連戦となる。