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クラフトフェア 逸品並ぶ あがたの森で28日まで

作家こだわりの手仕事が来場者を魅了するクラフトフェア

 全国から多彩な工芸作家が集う「第39回クラフトフェアまつもと」(松本クラフト推進協会主催)が27日、松本市県3のあがたの森公園で始まった。月間イベント「工芸の五月」のクライマックスを飾る恒例の野外工芸展で、今年は256組が出展。感染症による制約もなくなり、県内外から訪れた多くのファンが作家や工芸作品の魅力に触れている。28日まで。

 すがすがしい青空の下、新緑に囲まれた公園に陶磁、木工、ガラス、染織など幅広いジャンルの作品が並んだ。日常使いのシンプルなデザインから遊び心のある品までそろい、来場者たちは趣向を凝らした展示を楽しみながらお気に入りの品を求めていた。
 10年ほど通っているという横浜市の会社員・長﨑かおりさん(48)は家族で訪れ、「作家さんとお話ししながら、いろいろな作品を手に取って見られるところがいい」と話していた。新企画としてドーム形ギャラリーを特設し、各分野の出展作家の作品を紹介している。
 サテライト会場のイオンモール松本(中央4)で開かれている「クラフトスクエア」では、実演や制作体験も人気を集めた。28日はクラフトフェアが午前9時~午後5時、クラフトスクエアは午前10時~午後5時。