期待を胸に学生生活スタート 信州大学と松本大学で入学式

信州大学(本部・松本市旭3)と松本大学(同市新村)の入学式が4日、開かれた。学部生や大学院生、短期大学部生らがそれぞれの会場で式に臨み、期待と希望を胸に学生生活をスタートさせた。
信大には全8学部の2102人(編入を含む)と大学院生874人が入学し、松本市水汲のキッセイ文化ホールで2部制で式を開いた。中村宗一郎学長は式辞で、リポート作成に生成型AI(人工知能)などを使用しないよう求め「簡単に得たものは、瞬く間に失われる。学問することを楽しみ、その過程で人間性を磨き、かけがえのない関係も築いてほしい」と呼び掛けた。
第2部で入学生代表として登壇した人文学部の林みつばさんは「信州大学の学生であることに責任と誇りを持ち、時代と環境に感謝の念を忘れずたゆまぬ努力をしていく」と誓いの言葉を述べた。