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信州の酒 世界にPRへ 県酒造組合が新たなロゴ作成

新しく制作したロゴとコンセプトを囲み、笑顔の宮坂会長(左)と組合の役員ら

 県酒造組合は、高品質で個性豊かな「長野の酒」の魅力を全世界に向けて発信したいと、新たなロゴマークとブランドコンセプトを作成し、24日に県庁で会見して発表した。長野の山脈や清流、清酒をイメージしたロゴと「山ほどの、うまい酒を。」のブランドコンセプトを前面に、全国で2番目に多い約80蔵がある信州の個性豊かな酒をPRする。
 ロゴは「山」をモチーフに「山から生まれた豊かな自然環境に育まれた日本酒」と「NAGANO」の頭文字の「N」を意味するデザインとした。印象的なロゴで「長野の日本酒の個性」も表現した。
 ブランドコンセプトの「山ほど」には、長野県が山国であることや「山ほどの個性的な酒蔵がある」といった意味を込めた。
 ロゴやコンセプトの制作に向けては、松本や木曽、北安曇など組合の各支部でそれぞれ議論を重ねて方向性を決定した。1年余り掛けて練り上げたという。
 組合の宮坂直孝会長は「このロゴやコンセプトは、私たちがお客さまに示す『決意や覚悟』の表れ」とし「積極的に活用して、首都圏や中京圏、近畿圏など全国に長野の酒をPRしたい。輸出の活性化にも有効だと思う」と意欲を語った。