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麻績・聖博で戦闘機を身近に 27日にフェス

コックピットへの試乗体験が行われるジェット戦闘機「Fー86D」

 麻績村の聖博物館ボランティアグループが、27日に開かれる「聖博フェスティバル」で、聖高原の同館敷地内で展示している航空自衛隊のジェット戦闘機「F―86D(愛称=セイバードッグ)」への体験試乗会を計画している。今年は開館60周年を迎え、館内では記念事業として開館当初を再現した特別展も企画している。

 敷地内に3機あるジェット戦闘機の1機で、今季の開館準備の際にF―86Dのさび付いたコックピットの解錠に成功した。昨秋の初等訓練機「T―34A(愛称=メンター、はつかぜ)」の試乗体験に続いて企画した。
 特別展は主に通路部分で行い、開館当時に飾られていた航空機の仕組み・歴史の手書き解説パネルなどを並べる。蒸気機関車D―51(デゴイチ)の汽笛体験や、昨秋に設置した電車ドアの開閉体験もある。
 ボランティアグループは令和3年の結成以来、同館を航空・鉄道資料館としてさらに魅力を高めようと整備を進めており、風間莉輝代表は「より臨場感ある展示を楽しんでほしい」と話している。
 開催時間は午前9時~午後3時半で、入場料は300円。問い合わせは聖高原観光案内センター(電話0263・67・2133)へ。