麻績城山の麓で桜林が花盛り

麻績村の麻績城山の麓で桜林が花盛りを迎えている。平成13(2001)年に地域住民が元放牧地に植樹して大切に育ててきたヤマザクラなどの林で、今年3月に村がケヤキなどの雑木を伐採。村内を一望できる景観を取り戻し、満開の桜とともに訪れた人たちの目を楽しませている。
穏やかに晴れた21日は桜がほぼ満開を迎え、登山道中腹にあるあずまやからは、村中心部や筑北村坂井地域が一望できた。長野道麻績インターチェンジ付近からは、北にそびえる麻績城山の中腹が見事なピンク色に染まって見えていた。
友人と一緒に訪れた村内の主婦(82)はかつての植樹イベントに参加したといい「あの時の苗木が見事な桜林となってうれしい。麻績城をもっと大切にして、世の中に知られてほしいと感じた」と目を細めていた。
村は麻績城山一帯を桜の名所としていく方針で、追加植樹も検討している。