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弘法山の1000本桜を後世に 松本アルプスLCが60周年記念し植樹継続へ

桜の苗木を植える才教学園の児童・生徒たち

 社会奉仕団体の松本アルプスライオンズクラブ(LC、三浦守孝会長)は16日、桜の名所で知られる松本市並柳2の弘法山にオオヤマザクラの苗木15本を植樹した。古木に代わる苗木を追加植樹して桜の名所を後世につなげる「桜植樹プロジェクト」として企画し、来年以降も継続して年5~10本の苗木を植えていく。

 昨年10月の結成60周年式典のアフターイベントとして企画し、才教学園小学校・中学校の児童生徒38人と合同で作業した。子供たちは周辺のごみ拾いをした後、あらかじめ掘ってあった穴に高さ3メートルほどの苗木を植えて土をかぶせた。8年生(中学2年生)の丸山由真さん(14)は「早く育って花を咲かせ、多くの人を楽しませてほしい」と望んだ。
 松本アルプスLCが40年前、結成20周年の記念事業として弘法山の雑木を伐採して桜の木1000本を植樹したことで桜の名所として有名になった。桜の寿命は60年ほどで弱っている木が増えたため、地元住民の要望を受けて桜の更新を図る。
 三浦会長は「弘法山が松本市の代表的な桜の名所として輝き続けることを願い、活動を続けていきたい」と話していた。