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寒の戻り・・・降雪も 松本の最高気温5.8度で前日より17.7度も低く

田畑や住宅の屋根に雪が積もり、冬景色が広がった(29日午前7時50分ころ、松本市島内)

 寒気の影響で、中信地域は29日、真冬並みの寒さとなり、朝に雪も降った。27日には各地で25度以上の夏日となり、翌日も20度を超える陽気だったが一転して、寒の戻りとなった。気象庁によると、松本市沢村(松本)の最高気温は5.8度で平年を7.9度も下回り、2月上旬並みだった。前日と比べても17.7度低かった。

 松本で積雪は観測されなかったが、安曇野市などではうっすらと雪が積もった。雪がやんでから4歳の長女と散歩していた松本市本庄1のパート従業員・栗田夏実さん(33)は「ずっと暖かかったので、まさか雪が降るとは。1回しまったジャンパーを引っ張り出した」と話した。東京都西東京市から家族で松本に観光に訪れた公務員・鵜野澤麻実子さん(41)は「東京では半袖で過ごしていたので、寒さにびっくり」と驚いていた。
 長野地方気象台によると、30日の県中部は晴れる見込みで、最低気温は氷点下1度、最高気温は9度と予想されている。