春休みの子供たちの居場所に 塩尻市内の公民館、小中学生に開放

塩尻市内各地の公民館は、春休み中の小中学生の学習場所として館内を開放している。子供たちは宿題に取り組んだり、住民ボランティアに勉強を教わったり、体験講座を楽しんだりして、めりはりをつけて過ごしている。
高出公民館は25日と26日に高出地区センターで「春休み学習ひろば」を開いている。25日は小学校1~3年生と中学生が対象で、31人が訪れた。子供たちは算数や国語の問題集などの宿題を進め、高校生ボランティア20人がサポートした。桔梗小3年の女子児童は「分からない漢字を高校生に聞いた」、1年生の男子児童は「足し算を教えてもらった」と喜んでいた。東京都市大学塩尻高校(塩尻市)2年生の林奈々花さん(17)は「子供たちが集中している時は声を掛けず、質問されたら答えを導き出せるようにヒントを出した」と工夫を話していた。
昼はカレーライスが提供され、午後のワークショップでは、高校生が教えるそろばん講座や、ブレスレット作り、バルーンアートを体験した。