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慈善の思い演奏に込め 夢音マンドリーノが来月節目のコンサート

演奏をチェックするメンバー

 塩尻市と松本市のマンドリン、マンドラ、ギターの愛好者でつくる「夢音(ゆめのおと)マンドリーノ」は4月6日午後2時から、塩尻市のレザンホールで第10回チャリティーコンサートを開く。会場に募金箱を置き、寄せられた善意を病気や災害などで親を失った子供を支援する「あしなが育英会」に寄付する。

 「帰れソレントへ」「スパニッシュコーヒー」、ポール・モーリアのメドレーなどを演奏する。第10回を記念して、夢音マンドリーノを指導するマンドリン奏者・折井清純さん作曲の「南西の風」を演奏する。
 折井さんを含む7人とギター奏者の棟居淳さんが出演する。コンサートに向けて練習を重ねており、14日も塩尻市の塩尻総合文化センターで演奏の細部までチェックしていた。
 平成15(2003)年に初めて行い、松本市や塩尻市などで開いてきたコンサートは、あしなが育英会の活動に共感しながらも、どう協力していいか分からないという人たちが寄付する場にもなっている。
 地域の公民館での演奏も年3回ほど行っている。佐藤純代表は「好きな楽器演奏が、人のためになればというメンバーが集まっている。あしなが育英会の活動を、まずは知ってもらうことだと思う」と話している。
 入場無料。午後1時半開場。