梓川に架かる八景山大橋の工事見学 松本建設事務所のバスツアーに親子15人

松本市梓川上野の八景山と、同市波田の赤松の境を流れる梓川に架かる「八景山大橋」の建設現場などを市内の家族連れが見学するバスツアーが8日、開かれた。親子15人が参加し、高所作業車の乗車や大型クレーン車の操縦、ボルトの締め付け体験といった体験会や現場見学を通じて工事への理解を深めた。
八景山大橋は、岩盤崩落で一部通行止めとなっている県道大野田梓橋停車場線のバイパスで、県道と国道158号を結ぶ。県職員や施工業者が令和8~9年度の開通を目指していることや、橋の長さが約180メートルあることなどを説明した。
高さ12メートルの高所作業車に乗って橋の全体を見渡した田川小4年生の高羽夏弥君(10)は「ふだんは絶対に見られない景色を見られて満足した」と喜んだ。開智小6年生の山田さらさん(12)は「ドローンの映像からもさまざまな角度から現場を確認できて発見があった」と話していた。
バスツアーは県松本建設事務所が主催し、県建設業協会松筑支部が協力して開催した。県が建設を進めている安曇の国道158号狸平トンネル(全長1060メートル)も見学した。