教育・子育て

山形の魅力 児童が動画に

村の良さを動画などで発信しようと本庄村長にインタビューを行う児童たち

 山形村の山形小学校4年1組28人が、総合的な学習の一環で、村の良さを発信する動画やポスター・パンフレットの制作に取り組んでいる。公共施設や公園など自分たちで村内のさまざまな場所を散策したり、村役場で本庄利昭村長へのインタビューを行ったりして、ふるさとの特徴や歴史を意欲的に学んでいる。

 本庄村長へのインタビューは先月下旬に役場の村長室を訪ねて行い、村のあらましや魅力、特産品、農業などさまざまな質問を投げ掛けた。タブレット端末で動画撮影もしながら行った。
 村の名産品に対する質問には本庄村長が「長芋やスイカ、リンゴが名産。唐沢そば集落も有名で村内外の人がそばを味わいに足を運んでいる」と紹介。「これから村をどうしていきたいですか」との質問には、本庄村長が「村は今年開村150周年を迎えた。これから先も村に暮らす人たちが調和し合った住みよい村であってほしい」と答えた。村の特徴には歴史ある縄文遺跡や清水寺の存在も挙げた。児童たちは役場2階の大会議室に飾ってある歴代村長の顔写真も撮影し歴史の長さに関心を寄せていた。
 インタビュアーを務めた塚田海沙紀さん(9)、笹川碧果さん(9)は「緊張したけど、村に長い歴史があること、自慢できることがたくさんあると分かった」と振り返った。児童自ら動画編集やパンフ制作をし地域で発表する計画だ。
 本庄村長は「自分たちの村に関心を持つのは大事なこと。村や人と関わった思い出が将来に生きてほしい」と願っていた。